日本と時計をテーマにした史上初めてのテーマオークションを開催。

日本の時計市場について
　日本は独自の豊かな時計製造の伝統を持ち、情熱的で洗練されたコレクターも多く有する市場です。日本の時計収集コミュニティは、イタリアと並んで最も古いもののひとつであり、長年にわたりロレックスやオメガのセカンダリーマーケットの形成に寄与してきました。例えばロレックスのバブルバックの市場は日本のコレクターたちによって最初に形成されたものです。

　また、独立時計師たちの作品がいち早くカルト的なファンを獲得してきたという側面もあります。それはフィリップ・デュフォーのシンプリシティの半分以上が日本に送られ、F.P.ジュルヌの最初のブティックが東京にあることからも明らかです。


このロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.16520は現在のオーナーが購入した後保管されたまま眠っていた完全な個体だ。オリジナルの箱や書類はもちろん購入元の松坂屋のパンフレットや包装紙に至るまですべて付属している。

　職人技を珍重し、ものを大切にする精神を持つ独特な国民性から、素晴らしいコンディションで保管されてきたものが多く存在しており、オークションのカタログには日本からの出品であることが明記されることがあるほどです。

　今回のオークションでは日本向けに販売されたモデルをはじめ、日本人コレクターが所有していた状態の素晴らしい個体はもちろん、日本の独立系ブランドによる本オークションのための特別なモデルが出品される予定です。


日本市場向けに作られた限定のパテック フィリップ カラトラバ Ref.3919S。


オープンワークダイヤルとプラチナ製ケースが特徴的なオメガ スピードマスター プロフェッショナル Ref. 3096.30.00（50本限定）。

査定会ツアーについて
本オークションの査定会ツアーを以下の日程で開催します。

7月2日（火）〜 5日（金）：Tokyo Summer Preview （PHILLIPS東京）
7月14日（日）〜 16日（火）：東京
7月18日（木）：名古屋
7月19日（金）〜 20日（土）：大阪
お問い合わせ先
PHILLIPS 東京
TEL: 03-6273-4818
Mail: tokyo@phillips.com

PHILLIPS、Bacs & Russoについて
　PHILLIPSウォッチのスペシャリストチームは、品質、透明性、顧客サービスにおいて妥協のないアプローチに専念しています。PHILLIPSはBacs & Russoとの提携により、ジュネーブ時計オークションで最も成功、世界記録を保持している。2021年に7,450万ドル（約117億円）を落札した。2021年から2022年にかけて、同社は出品された時計の100%を落札率した。これは業界初のことで、その結果、全オークションハウスを通じて史上最高の年間総額2億2700万ドル（約340億円）を記録した。